住宅のみえないところを考える
【第6回気密】
気密が悪いとどうなるか。
断熱性能の低下を招きます。無気密=無暖房になります。
気密が悪いと換気能力が下ります。
空気が循環しません。
冬に寒くて24時間換気を止められる方がいらっしゃいます。
場合によりカビが生えますのでご注意ください。
絶対に24時間換気は止めないでください。
排気口には網付きのガラリは使用しないでください。
埃がたまり、目詰まりします。排気の風が出るので、虫は入ってきません。
(止めると入る時があります。)
軒天のケイカル版の有孔穴付きの場合には、
木下地で換気量の有効面積が必ずっと言って良いほど、減りますので、
軒先換気口を設けた方が良しと感じます。
(何らかの工夫をすれば、別です。)
気密が良くてもこちらの地域は自然が豊かなので、
室内に当たり前のように虫が入ってきます。
2時間に1回、室内容積の空気を入れ替える法律が、24時間換気扇です。
そもそも論書きます。
なぜ空気を入れ替えるかは、☆4マークの建材を使用しているためです。
☆4マークの建材は、13の化学物質の使用を禁じています。となると13物質以外は何でもありです。
国の基準で何にも入っていないのに☆4マークを入れないといけません。
役所からは持ち込み家具から化学物質が出るから24時間換気扇を付けると言われます。
無添加住宅北杜は湿気が滞留して、カビが生える可能性があるので、24時間、換気扇を使用しています。
健康の体に、☆4マークの建材が悪さをします。
空気測定を行い、空気環境のみえる化を図り、
空気環境に詳しい先生にアドバイスを頂きながら、考察を頂いております。
【家は空気環境】
健康住宅って何でしょう。
断熱性能が世界水準に近く(外皮熱還流率Ua値0.46以上が弊社の標準仕様です。)
2020年は全棟フラット35S以上の断熱性能でないと建築できません。
(一概には言えませんが簡単なイメージです。)
C値(気密性能)が高く
(この数字にも落とし穴色々あります。)
一番大事なのは。
家が呼吸することなんですね。